厚化粧の洗脳を解く(#92おさらい)
あなたはどっちの厚化粧?
【塗り壁タイプ】シミを隠すため肌土台を塗り重ねる
【油画タイプ】目や頬を色濃く鮮やかに塗り重ねる
「隠すために重ねる」という洗脳を解き、不必要な足し算メイクによる厚化粧から卒業しましょう。日本経済を活性させる購買はひと休みし、肌にも正常呼吸できるようにひと休みさせてあげてください。
厚化粧の原因:コンシーラーについて
【テクスチャー選択ミス】肌の質感と合っていない
【カラー選択ミス】素肌に合わず白浮きや影となる
【ブランド選択ミス】混合使用で基剤成分の相性が悪い
メイクの距離感と実際の距離
エステティシャンだからこそ突っ込みます!斬ります!
(※照明の暗い仕事場は対象外)
【メイク時の距離感】顔と鏡の距離を何㎝にしてメイクをしていますか?おそらく、その距離は視力により15〜30cmだと推測します。一般的には30㎝の距離が、顔全体を捉えることができるため、メイクしやすいと言われていますと。
しかし、日常で実際に人と接する距離は「120cm以上」。親密関係の相手でも『45〜60㎝』です。例外は、銀行の窓口で行員さんが立ち上がった場合は60㎝になるかもしれません。この距離は、世界共通の「パーソナルスペース」を表しています。
このパーソナルスペース=距離感から、私があなたに伝えたいこと。それは、日常生活でメイクと同じ30㎝の近距離で人と接することがないということです。
30㎝以内の近距離で見えるシミやシワは、4倍離れた120㎝では見えない!
つまり、相手に見えないものに対して、必死で覆い隠そうとするため厚塗りになる=厚化粧になるというわけです。ぜひ、明日からは数歩下がった距離でベースメイクをしてくださいね。
始めは不安でしょう。しかし若い世代からは、おそらく陰で「厚化粧のオバさん」と言われているはずです。厚化粧を卒業した途端、きっと周りの若い世代と何気ない会話が増えると思えてなりません。若い方の考えは、昭和世代にはぶっ飛んだ内容で宇宙人のようですが、予想外に楽しくて新しい情報にあふれていますよ。若さを吸い取ってやりましょうぞ!
【顔と鏡の距離30㎝とは?】目元のメイクの細かい作業に適しています。
とにかくエイジング世代女性が目指すところは、脱!厚化粧。つまり素肌の「土台美容」なのです!引き算美容としてこのシリーズの中でお伝えしていきますね!
私の厚化粧
私は40代で判明した数々のアレルギーにより、色ものメイクができません。「何言ってんの?」と思われがちですが、90%以上の女性が知らない事実として、メイクの色彩成分が「酸化金属」で発色しているということです。
「金属アレルギー」を持つ私は、色ものメイクを肌につけることができません。早ければアイシャドウやチークを塗った瞬間、ムズムズとかゆみが起こります。メイク直後は問題なくても、仕事や家事といった日常の活動が始まれば、代謝により目に見えない汗が出始めると、たちまち化学反応で炎症を起こし、肌が黒ずむ色素沈着になります。私の瞼はパンダです。
具体的に、色物メイクとはアイシャドウ・チーク・アイブロウのことですが、私の場合は肌につかないマスカラだけが唯一の楽しみです。
ヘアスタイルが赤髪なので、マスカラも赤を。そして、赤髪が色褪せてくると紫系が残留するので紫のマスカラも合わせ、基本の黒とこの3色をポーチに入れています。毎日この3色をグラデーションしています。
眉毛にもオリーブカラーを足してみたいのですが、緑や茶色には銅の酸化鉄が使用されており、試すことができません。現在使用中のブラウンも、正直かゆいです。ポリポリかいてしまうので、昼頃には眉毛が短くなっています。
このように、色物メイクが金属の酸化で製品化されていることはほとんど知られていませんが、メイクでかゆみが出る方は、ある日突然、私のように発症するかもしれません。かゆみがアレルギー発症の予兆なの?と思われた方は、私の体験談と検査内容を〈体#14〜29〉で記事にしていますのでご覧ください。
明日はコンシーラーのデメリットについての記事です。
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