体#73【五月病④】環境変化からの脱出法/新社会人編

体のこと

五月病からの脱出法

五月病シリーズ第4段。
病気ではない五月病を放置すると病気になるため、前兆を察知して自力回復させる方法。

前回は、五月病のきっかけが季節変化の寒暖差「7度」が引き金となり、心と体のバランスが簡単に崩れる「自律神経の乱れ」から脱出する方法をお伝えしました。温度差で乱れるものは温度で整える「入浴法」でした。

今回は、生活や仕事で多くの変化が重なる新年度に、寒暖差が加わることで体調をきたす前に前兆を察知し、整える方法をお伝えします。

五月病の原因
季節変化寒暖差、花粉・黄砂などの外気汚染
環境変化/仕事、引っ越し、家族
心境変化/不安、疲労、ストレス

特に女性は、美容面の不調にもつながりますので、対:人との関わりで難しい分野ですが、なんとか糸口が見つかることを願います。

環境変化からの脱出方法

環境変化は、対、「人」です。対人関係が絡むことは、心が疲弊します。「人的ストレス」と言われるものですが、相手が人なら…「人」の協力を求める方が賢明です。

期待を膨らませて入社した会社は、年齢、キャリア、性別が異なる人々が集まる多様な環境ですよね。しかし、時代の変化とともに、特に若い世代が小さなことでもパワハラを感じることで、今では仕事の進行が難しくなっています。

その前に…具体的な人的ストレスとは何か?

  1. 人間関係のもつれ:同僚間で感じる不和や誤解
  2. 期待の圧力:高い期待や要求によるストレス
  3. 対話の壁:意思疎通がうまくいかない緊張
  4. 人格の衝突:価値観が異なる人との関わ
  5. 評価の恐怖:周りの評価が過度に気になる
  6. 排除感:チーム、グループ内で孤立を感じる

入社後、半年もすれば少なからず感じ始めるストレスはが1〜6に当てはまってくると思われます。今後、あなたがどの地位を目指すかにより、立ち回りが見えてきます。そして、自分一人ではどうにもならない場合に備え、相談できる人を見つけておいてください。きっと心強いと思います。また相談できるシステムや部署があれば、辞める前に利用すべきです。

実は、私の身内で出世を望まない者がいます。上司からは昇級試験を受けるように言われ続けているようですが、本人はその地位を望んでおらず、今の立場で最大限に仕事をこなしており、同僚や上司からの信頼も落としていません。しかし、給与は増えませんが、家族も納得しておりすべてが円満です。このような選択肢もあるのです。

会社組織は会社の利益や目標に向かい働き、対価を得るものです。その一員を希望して会社を選んだはずです。中には初任給や有給日数が魅力で選んだ方もいるかもしれません。それならば尚更、その好条件に見合った仕事をして会社に利益をもたらせてください。あなたの給与や賞与は会社の利益が原資ですからね!

新社会人になったばかりや、転職直後の場合は立場が低いのは仕方のないことです。その会社にも歴史があり、それを支えてきた諸先輩方がおられます。あなたの責任感の強さが空回りしないように、言葉・態度・表情は慎重に!あなたが選んだ会社は、いろいろな会社と取引があることでしょう。見えないだけでそこにも人がいます。

早く即戦力になりたい気持ちが勝ったとしても、数日前までは学生だった身です。また、他の会社では経験者だったかもしれませんが、すぐに羽ばたけるわけがありません。頭でっかちにならず、まずは吸収することが大切です。

社会に出ると、会社のために利益を上げることが、日本の国を支え社会貢献に結びついていることがわかります。もちろんあなたの人生を豊かにする基盤ですので、与えられた仕事の優先順位を確認しつつ、わからないことは素直に聞く姿勢を。夢を持ちその会社の狭き門を突破した気持ちを忘れず、うまく立ち回ってください。近い将来、昇進を望むなら部下が増えることを想定して、今の自分に置き換えると良いことも改善点も見えてきます。

五月病の前兆が現れる女性は、おそらく責任感と母性が強いはずです。その母性は既婚・未婚に関係なく、生まれながらに持っているもので、仕事においてもプラスに働くことでしょう。

中には合わない上司も同僚も先輩もいますよ。それはもうあちこちにいますよ。同じ職場でも、育ってきた環境や考えが異なる他人です。同じ食べ物を口にして、同じ血が流れる家族や兄弟でも、趣味や考え方が異なり時にはケンカになるのですから。どの職場にでも多かれ少なかれ不和を生む人はいます。それはハズレでもなんでもなく、そういう世の中なのです。

学生時代は気の合う仲間とつるんでいれば楽しく生きてこれましたね。それが学生の特権です。気の合う仲間を増やし友人関係を築く。しかし、学力や部活動、またバイト経験があればたとえ学生でも感じ始めます。それが「2:6:2の法則」。

世の中、2割ができる人材、6割が普通、残りの2割が苦手分野が多い人材だと言われています。そういう図式なのです。納得できない場合、自ら起業して人を使う側の立場になるしかありません。しかし、うまく立ち回れなかった人が、うまく人を使い利益を生むことができるのでしょうか?まずはあなたが2:6:2のどこにいるのか?これが、人的ストレスを回避するきっかけになります。

次回はストレス発散法
「許されるグチにもマナーがある」です。お楽しみに。


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