こんにちは!赤髪のエステティシャン香子kakoです。
ヘッドスパとボディケアの資格を併せ持つ三刀流で、エイジング・シニア世代のトータルケアを得意としています。美容師ではないスパニスト目線から髪のリアル情報をお伝えします。
がん宣告、自分と向き合う
この美容業界は8割が女性のお客さまです。
併設サロンで20年にわたりお付き合いいただいていると、女性特有のがんを発症される方が出てきます。
私は現在健康に過ごしていますが、お客さまからがんだとご報告いただいた時、様々な感情があふれ、複雑さも混じり言葉が出てきません。
それは突然やってきます。
お子さんは確か中学生だったよね、ご実家は確か同じ京都だったよね、お母様は確かご健在だったはず、いつもあんなに明るい方が…など、明日からの不安が私の頭の中でグルグル回るだけで、この年でかける言葉も持ち合わせていないな…人間できていないな…と反省を繰り返しています。
話してくださってありがとうございます。
サロン滞在中に何か必要なこと、私たちができる事があれば遠慮なく言ってくださいね、というのがやっとです。ショックでその言葉も言えないことが多く、人として完成度が低い。
お客さま側はというと、不思議なことに内気な方でも明るく宣言されることが多かった気がします。
お客さま
「ガンが見つかってね!抗がん剤で髪が抜けたから切ってもらうとこなくて長いこと来れへんかったんよ!心配してくれてた?死んだと思ってた?浮気してると思った?」
このように明るく冗談も交えてくださいます。
その中で私がカッコいい!心配をかけさせない話術はこれなんだ!という方がありましたのでご紹介しますね。
それは予約電話から始まっていました。
○月△日カット予約できますか?
今回はカットだけでカラーはしない!
実はね、がんが見つかって抗がん剤治療が始まるの!だから髪が抜けてもショックが少ないようにショートヘアにしとこうと思って!それに治療が終わったらしばらくはショートだろうし、先にイメージしておこうと思って!ほら、カツラもいるやん?
なるほど!
治療前に明るく宣言してくださったお客さまは初めてでしたが、このような前向きな姿勢は見習おう!と。他のお客さまにも伝えていきたいと思いました。
治療を終えて次回お会いできるのは1〜2年、先になることでしょう。
その時、サロンに何を望まれるか?サロンはどのような気遣いが求められるか?どのようなお声かけが正しいのか?
ご希望は様々でしょうが、都度お聞きして私たちができることを最大限努めようと思います。
このように記事にしたことで、自分ががん宣告を受けた時は前を向こうと思えました。
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