髪#54【抗がん剤治療】脱毛期間と発毛のタイミング

髪・頭皮のこと
香子
香子

こんにちは!赤髪のエステティシャン香子kakoです。

ヘッドスパボディケアの資格を併せ持つ三刀流で、エイジング・シニア世代のトータルケアを得意としています。美容師ではないスパニスト目線から髪のリアル情報をお伝えします。

抗がん剤治療による脱毛期間

私が健康なこと、家族や友人にも抗がん剤治療をした者がいないことから、記事を書くには私自身の知識が足りないのであらゆる情報を集めた内容になります。こ了承ください。

・がんの種類
・薬剤の種類
・ステージ
・治療の目的
・健康状態
これらの内容で投与期間も変わるそうです。

抗がん剤投与が始まると…

【投与開始】
2〜3週間で抜け毛が始まり毛量が減り始める
 ➤この時期にウィッグを準備

【投与終了】
3〜6ヶ月で投与が終わると自然に発毛が始まる
 ➤今までとは違う髪質で生えてくることが多い
 ※ジリジリとしたちぢれ毛
 ※軟毛
 ※髪色の変化、白髪含む
 ➤帽子、ウィッグ、付け毛を準備

投与開始後、8ヶ月〜1年で毛量が増え始める
 ➤ショートスタイルができる長さに近づく
 ※髪質が元通りになるまでの目安は平均2年
 (何らかの変化が残ることも受け入れる)

毛母細胞や毛乳頭細胞が抗がん剤の影響を受け、その構造や機能が一時的に変わることが髪質の変化に関係していると考えられ、これは一時的なものだと言われています。

徐々に元の髪質に戻ると言われていますが個人差が大きく、できるだけ同じ髪質に回復するように抗がん剤治療中のヘアケアは非常に重要視されています。

抗がん剤は、がん細胞を攻撃する一方で正常な細胞も影響を受けやすいため一時的な脱毛が起こりますが、その後わずか数ヶ月で発毛することから、注意すべきヘアケアポイントをまとめ記事にしました。

投与後、どこから発毛するのか?

何ごとも個人差があるのは当然のこと。
仕事も、ストレス負担も、体質も、住んでいる地域も、生活環境も、遺伝性も、食の好みも全く違うのだからそんなこと当たり前。

ですが、「個人差があるから人によります」という言葉で片付けるのが私は大嫌いなのです。「個人差はありますが、一般的には○○です」。と、いうべきでしょう?それだけで心の不安がどれほど軽減されるか!

そこで頭部のどの辺りから発毛が始まるのか「一般論」として「研究データ」からお伝えしたいと思います。これを知った時、私はとても安堵しました!良かった〜って。

【発毛順】
後頭部➤頭頂部➤前頭部➤側頭部➤その他(眉毛・まつ毛・体毛)

1.後頭部

多くの人が、後頭部付近からの発毛が最も早い

2.頭頂部

後頭部とほぼ同時期か、ほんの少し遅れて再生

3.前頭部

頭頂部の次に再生しやすい

.側頭部

前頭部や頭頂部とほぼ同時期に再生

ん?え〜っと…
つまり後頭部の発毛が始まれば、頭部全体が一気に発毛するということですね!これはうれしい!私個人的には夏でもターバンなら季節を問わずファッションの一部として楽しめるのではないか?と感じたわけです。

そのターバンからこめかみ部分に髪が少し見えるだけで、周りに気付かれず気を遣わせることが無いのでは?と思う所があったので、短期間でこめかみも再生するなら少しの間は気を遣ってもらおうかな!(笑)


抗がん剤投与後の髪発毛の個人差は下記の3つが主な理由だそうです。
・抗がん剤の種類
・投与後の健康状態
・栄養摂取量

髪シリーズ【続編】

抗がん剤治療と脱毛
・自分と向き合う
・脱毛期間
・ホームケアの注意点
・禁忌事項/サロンメニューについて
・治療中のヘッドスパとパッチテスト

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