経皮吸収率の続き
経皮吸収の効果を得るには、｢炭酸濃度｣がカギとなり、その濃度を｢ppm｣という数値で表すことを、前編でお伝えしました。
その濃度も、1,000ppmを超えると頭痛が起こるとや、炭酸の弱点が実は溶け込んだ液体が高温になる程、濃度が下がることも。
経皮吸収のメカニズム
人は疲労を感じると、元気になりたいという感情が生まれます。ここで多くのエイジング世代女性が選ぶのは、たとえ遠くても足を運ぶ価値がある｢温泉｣です。
それは、温泉に心身のリフレッシュ効果があり、ストレスがやわらぐことを｢脳｣が記憶しているからです。そして、疲れた毛細血管のリフレッシュ方法は炭酸なので、炭酸温泉＆炭酸風呂ならすべてにおいてカンペキです。
炭酸風呂は今もなお根強い人気を保ち、家庭用の｢入浴炭酸タブレット｣も種類が増え続けています。このように｢炭酸｣は人々から愛されています。
肌への効果
炭酸の経皮吸収効果は、衰えゆく細胞のターンオーバーを整える効果があります。
エイジング世代のターンオーバー周期は、一般でいう28日ではありません。それは20代の周期であって、エイジング世代は、｢28日＋実年齢｣説と、｢実年齢｣説があります。
私は、今までの経験と実際に現場で見ている立場から、どちらも正解だと思います。ただ、後者の｢実年齢説｣に関しては、日常から正しく丁寧なケアをされている方に限り、当てはまる気がします。それが、下記の４つです。
・肌年齢に合った基礎化粧品の使用
・スキンケアアドバイザーの存在
・肌質や季節変化に応じたアイテム変更
・定期的なサロンケア
我流ケアは、どこまで行っても所詮、我流です。その情報源すら怪しいものです。今はSNS時代ですが、その情報過多の中から何を信じ、何を基準に選ぶのでしょうか？
もっとありえないのが、性別が｢男｣の美容家情報を鵜呑みにしていること。女性の体内変化が起こらない男性に、肌の何がわかるというのでしょうか。それを信じているあなたはどうかしている。
総合評価
私は、施術のお仕上げに炭酸ムースパックを使います。目的は、即効性と浸透力はもちろんのこと、拭き取り摩擦ゼロです。これは、エイジング世代のゴースト血管には、肌負担をかけない最高のパックだからです。
毛細血管診断
毛細血管は予想外に疲労しているかもしれません。
胡蝶庵には｢毛細血管カメラ｣があり、診断できます。この診断で血管の健康レベルが判明すれば、安全で効果的な施術をすることができます。
炭酸美容シリーズ
〈肌＃84〉炭酸のメカニズム
〈肌＃85〉細胞膜を通過する炭酸の仕組み
〈肌＃86〉血管のリフレッシュ／前編
〈肌＃87〉血管のリフレッシュ／中編
〈肌＃88〉血管のリフレッシュ／後編
〈肌＃89〉経皮吸収率／前編
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