炭酸美容の4大作用
炭酸には肌を洗浄・引締・活性・美白へと導く4大効果があり、これは炭酸特有の分子構造による4大作用で実現することがわかりましたね。
この炭酸シリーズも残すはあと2作用となり、今回はその中の「経皮吸収率の高さ」についての記事になります。
しかし前回の、炭酸が持つ「血管拡張パワー」には驚きましたね〜!目に見えない気体が、瞬時に表皮から毛細血管の中まで駆け抜け、血管内径を1.5倍以上も広げる作用があるなんて!
経皮吸収率編
経皮吸収の効果を得るには、「炭酸濃度」がカギとなります。それは、濃度が高いほど、新陳代謝や血流が改善され、美容と健康に良いとされています。
では、どのように炭酸濃度を判断するのでしょうか?
炭酸濃度は「ppm」という数値で表されます。例えば、果物の糖度を表すブリックス度は「°(度)」で、酸性やアルカリ性を表す記号は「pH」です。
炭酸濃度の基準
まず、濃度の危険数値から。
※1,000ppmを超えると気だるさや頭痛が起こると言われています。
1,000ppmとは、水1Lに溶けている成分が1㎎
※5,000ppm:アメリカ労働安全衛生局が定めた基準で、1日8時間の労働中にこの濃度を超えると健康被害のリスクが増加するそうです。(怖い)
【ここがポイント】厚生労働省が定める炭酸温泉の基準値は、1,000ppm。そして家庭用の炭酸入浴剤は、強いもので100ppmだそうです。
【ここが注意点】単にppm数値だけで判断できないのが炭酸の弱点です。高濃度を維持する条件は溶け込んだ液体の「温度」がカギとなります。
例えば、ペットボトルの炭酸水がキンキンに冷えた状態で未開栓なら3,500ppmだとしても、一旦、開栓により圧がなくなると、25度で1,500ppm、40度のお湯なら1,000ppmまで濃度が下がるそうです。
炭酸美容シリーズ
〈肌#84〉炭酸のメカニズム
〈肌#85〉細胞膜を通過する炭酸の仕組み
〈肌#86〉血管のリフレッシュ/前編
〈肌#87〉血管のリフレッシュ/中編
〈肌#88〉血管のリフレッシュ/後編
肌の効果は後編に続きます。肌#90
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