こんにちは!赤髪のエステティシャン香子kakoです。
ヘッドスパとボディケアの資格を併せ持つ三刀流で、エイジング・シニア世代のトータルケアを得意としています。美容師ではないスパニスト目線から髪のリアル情報をお伝えします。
シリコンで起こった非常事態!
市販トリートメントに配合されている「シリコン」が美容師を困らせ始めました。
まず、ごく一部のパーマの仕上がりに首をかしげだし、日増しに悩み始めました。
そしてとうとう今回のパーマは弱いというお直しが出たのです。
※もうかれこれ10年以上前のことで、すでに解決済みです
そもそもパーマのお直しは滅多とありません。
普段は起こらないことが起こったのです。
もちろん大半のお客さまは普段通りの仕上がりでご機嫌でお帰りですが、問題はこちら!
➤施術した担当美容師の落ち込みようです。
いつもと何かが違うことを指先が察知。
100点ではない仕上がりにつらそうでした。
時を同じくしてこのようなことも…
パーマがねちょねちょする…
その頃のCMは
『ツ○○』、『パ○○ー○』、『○○○ミ』が一世を風靡していました。
※今も大きな顔で並んでいますが…
ある日、営業後にオーナーを含むスタッフ達がパーマ議論をしていたのです。
「パーマのあたり、おかしいな〜」
「薬剤メーカーの担当者呼ぼっか…」
「薬剤変える?」
「中身が変わった?」
「薬がはじかれるねんな~」※
「一番強い薬もあかんかった…」
「中和も変えたけどイマイチ…」
「手がネチョネチョすんねんな~」※
ねちゃねちゃ発言のあとのスタッフのきれいなハモリ!
「そうですよね!ネチョネチョしますよね!」
「アレ、なんでしょう…ニオイもあるし…」
このあと、ネチョネチョ議論になっていきました。
髪質の特徴など意見を出し合っていて…
パーマのダレやカラーのムラ染めになる場所にも統一性があると話していました。
結局、行動あるのみ!テストするしかない!と。
・ディーラーさんにパーマ液の薬剤サンプルを多種類依頼
・生首マネキン人形を並べて試行錯誤
結局、
全種類を試しても納得できる今以上の薬剤はなかったようです。
しかし、ひとつだけはっきりしたことがあったとのこと!
ひとつの原因に絞れたようでスッキリしたようでした。
➤➤次のテーマにしています
・カラーに関しては、パーマ液で解決しないんだから同じだろう…と。
・発色時間を延ばすと髪ダメージが増すため、そこは臨機応変に!と。
さて…美容師を悩ませた手を洗っても残るネチョネチョ。
薬剤テストで使った生首マネキンはネチョネチョしなかったとか…
だからココに原因があると確信したようです。
それはネチョネチョした方から同じニオがするとのこと。
CMトリートメントの人工香料臭だ!と。
プロ魂だね。
なんと全員一致で
「何があってもシリコンのせいにしたらあかん!」
「職人としてどんな髪の状態でも要望を叶えるのがプロの美容師!」
と、いうことで出した結論はこちら。
➤強い薬剤は髪ダメージが増す
➤変えても上手くいく保証はない
➤シリコン除去のクレンジング剤導入
➤強力洗浄のため手袋着用を義務化
・薬剤変更は見送り
・職人は手肌が命
コストがかかるが…めでたしめでたし!
お客さまには、シリコンが技術の邪魔をしていることをゆくゆくは伝えていこうということになりましたが…
絶対言わんよなぁ…
私はね、結論に意義はないですよ、美容師でもないから。
だけどね、シリコンで施術力が落ちるならどこにもいいことなんてないでしょ?
秘密にしていてコレ、誰が幸せなの?と。
プロとして伝える方が正解なんじゃないのかな?と思うわけですよ…。
私なら教えて欲しいもん。
だけど、スタッフ全員が
「言えませんよ!そんなこと…」という結論でした。
10年以上経った今、プチ暴露という名目でお知らせしようかなと。
➤下記内容でホンネト〜ク!
髪#29
・前置き/知っておくとイイこと!
・美容師じゃないから見える!言える!
髪#30
・美容師を悩ませたシリコン
髪#31
・非常事態発生!シリコンとの戦い
髪#32
・メーカー側が真逆の見解!
髪#33
・盲点は「クセ」だった!
髪#34
・エアトリートメントでクセチェック!
➤続編 順次アップ
・シリコンでお金が減る①
・シリコンでお金が減る②
・残留シリコンが放つ異臭!「頭皮編」
・残留シリコンが放つ異臭!「髪編」
・シリコン「一発除去」導入!
・シリコンクイズ
・信頼関係、このひと言。
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