アレルギーと日常生活
甥っ子が、アレルギーを複数持って生まれたことで、離乳食や日々の食生活が大変なものになっていました。
私は親として彼を守る、姉の360度の危険察知力に、いつも驚かされていました。姉は勉強もスポーツもでき、性格はおっとり系。ただ、料理や制作物は苦手な人で、私とはすべてが真逆です。
料理が苦手な姉は、日々、神経を尖らせ奮闘していました。
キッチンは、まな板や調理器具はすべて甥専用を用意し、訪問者も小麦製品を触っている可能性があるため、「悪いけど毛を洗ってから部屋に入ってくれる?」と申し訳なさそうでした。
世の中、小麦粉を使っていない商品を探す方が大変です。例えば、醤油に小麦が含まれていればそれだけでNG、麦茶もアウト!
このような環境は、姉家族にとって相当な負担だったはずです。でも、家族は「日常」であり、上の甥は言われなくても手を洗い、弟に触れていました。
牛丼とポップコーン
姉にも一人の時間が必要です。
当時、上の甥が小学校に行っている間、私は下の甥を預かっていました。
「牛丼」と「とうもろこし」はアレルギーが出ないと聞いていたので、我が家では、高級牛肉と淡路産玉ねぎを使って牛丼を作り、無印商品の蜜がけコーンがおやつという定番に。
彼の安全を守りながら楽しい時間を工夫して過ごしました。
そして驚いたのは、まだ2歳にもかかわらず、甥が自分の命に関わる危険を理解していたことです。
まだうまく話せない2歳でも、クッキーやチョコレートを差し出しすと、首を振って断る姿に胸が熱くなりました。
普通、お母さんの目が無ければ、好奇心で手を出しますよね?
このような意地悪をする私の方が、おやつの制限ができないバカな大人です。
この先一生、ピザやうどん、チョコを食べられない甥っ子に比べれば、私のグルテンフリーなんて、とても小さなこと。
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