技術を磨く時間がなくなる!?
今、美容技術は「営業時間中」に学び、営業後は「残業」となりつつあり、すでに、人員の多いサロンや、多店舗展開サロンでは始まっているそうです。
しかし、営業後のレッスンが「残業」となり、強制すると「パワハラ」に分類され、スタッフ個人の意識に委ねられるという、とんでない方向に向かっています。
現代において、営業後のレッスンが強制ではなく自由参加となれば、プライベートを優先して帰宅してもよいということになります。
しかし、それではサロンの技術向上や運営に支障が出ます。
スタッフの技術力低下は、伝統の継承だけでなく、日本経済にも大きく影響します。また、サロン運営はスタッフの賃金・賞与に直結です。
美容に限らず、技術の世界において「技術力」は「時間投資」に比例し、「給与」として自分に返ってきます。
技術指導もひと苦労
さて、営業時間中のレッスンについて。
指導するのは教育担当者に任命された、技術力のあるスタッフです。
この立場にある指導者は、指名顧客さまが付いていますから、自分の予約制限をして引き受けることになります。
つまり、世の中「お金で解決!」
サロンは指導者に予約制限の補填と、指導料を支給することで解決。
しかし問題も発生します。
指名多き先輩の接客風景は、新人スタッフにとって貴重な学びであり、ヘルプ(先輩のサポート)に着き、近距離で見て感じて学びたいのです。
技術は修行の積み重ね。
修行時代はこのような理由から、レッスンは営業後に行われるものでした。
しかし、現代の労働基準法に従い「営業時間内」にレッスンを行うこととなり、さらなるデメリットが発生しているようです。
続きは明日に!お楽しみに〜
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