髪ダメージの原因
ヘアカラーをするたびに、髪がダメージするその原因は「薬剤」にあります。
髪はお肌と同じ「弱酸性」ですが、薬剤のほとんどが真逆の「アルカリ性」なのです。
残念ながら、髪の性質上、アルカリ性でなければ叶えられないのがヘアカラーやパーマです。
カラーで色味を変えることも、パーマで形を変えることも、どちらも髪の内部に働きかける施術で、髪の外部を覆う「キューティクルを通過させる」必要があるからです。
その方法が、アルカリ性薬剤を使ってキューティクルを意図的に開けるというものです。意図的と表現しましたが、「無理矢理」の方が正しいのかもしれません。
そして問題は、このあとです。
キューティクルはどうなった?
アルカリ性薬剤で強引に開けたキューティクルを、あなたは元に戻していますか?
つまり、アルカリ性まみれの髪全体と頭皮を弱酸性に戻しましたか?という質問をしています。
弱酸性に戻ればキューティクルは閉じますが、水道水は「中性」なので、完全に戻り切らないのです。
そして、なぜここで「頭皮」を出したのかもご説明します。
それは薬剤を洗い流す時に、頭皮に付着しながら流れてゆくため、頭皮までアルカリ性に傾くからです。
「アルカリ性がなんなの?」
このように思う方がほとんどでしょう。では表現を変えますね。
ヘアカラー剤を強くしたものが「漂白剤」です。
漂白剤を素手で触ったことはありますね?皮膚が溶けてヌルヌルしましたよね?
たとえ短時間であっても、これに近い刺激とダメージを頭皮も受けているのです。
漂白剤の注意事項は「手袋」の着用と記載されています。これを想像すると危険度とケアの重要性が伝わるのでは?
次回は「②キレイになったと勘違い」について
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