髪#84【ヘアカラーアレルギー】最悪の事態は救急搬送!

髪・頭皮のこと

2019年から世界中を震撼させた感染症は、落ち着くまでに3年の月日がかかりました。その影響はサロンでもリアルに感じる不調の方の急増です。

不調の中でも「免疫力の低下」を、私は何よりも心配しています。

この免疫力の低下は、サロン施術のヘアカラーに危険が伴います。

ヘアカラーは薬剤の化学反応により髪が染まるのですが、免疫力が落ちると頭皮や肌にアレルギー反応が出る危険があります。

突然発症するケースとじわじわくるケースがあり、ヘアカラーにおいてはどちらもあり得ますが、じわじわケースが多いと思われます。

ヘアカラーアレルギーを発症する方は、アクセサリーにも敏感傾向にあります。

それは99%の方が知らない事実として、ヘアカラーの原料・成分が金属だからです。

そうです、「金属アレルギー」のこと。

ヘアカラーは色彩を表現する1剤が酸化金属で、発色を促す2剤がオキシドールです。あのキレイな茶色や緑、紫系の色味は金属の種類と配合量により作り出されています。

兆候はまず頭皮に現れ、悪化すると顔や体へと広がります。

ヘアカラー薬剤は髪に塗布しますが、頭皮に付着する可能性はゼロではありません。ましてや薬剤を流す工程で、必ず頭皮に沁みます。

初期→むずむずしたかゆみ
中期→チクチクした痛みやひりつき
(頭皮以外:蕁麻疹のような腫れや水疱)
後期→初期+中期症状が数日間続く
危険→顔や体にかゆみが広がる

頭皮には毛細血管が多くあり、アレルギー反応が全身に回ればアナフィラキシーショックを起こす危険性もあるといわれています。

私は万一に備え、太ももに突き刺して命を守る「エピペン」を持っています。

初期症状は疲労時やホルモン周期にも起こりやすく、短時間で解消するため見落としがちです。

但し、一度でも発症すると回復することはなく、携帯のメモ機能に記録して、担当美容師さんに相談してください。

ヘアカラーアレルギーでよく耳にするのは「ジアミン」でしょうか。

このジアミンは髪の奥深くに浸透して色味を定着させる成分ですが、アレルギーを起こす物質として知られています。

わずか20分で髪が染まるのだから、何らかのリスクは当然あるといえるでしょう。

【ノンジアミン】
ジアミンにも種類があります。ノンジアミンとうたわれていても、一番危険度の高いジアミンを省いただけで、染めるためにはゼロにはできないそうです。

【発症した場合】
一度でも発症すると、爆弾を抱えたことになります。ヘアカラーをあきらめ、色味は少ないですがマニキュアでおしゃれを楽しんでください。

アレルギーを持つ私が「赤髪」になった理由がここにあります。


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