香料の素晴らしき役割
基礎化粧品に香りが配合される目的をご存知でしょうか。大きく分けて、癒し・記憶・転換という3つの効果と役割を持ちます。
香りは人を幸せにします!しかし、条件が崩れた時、悲劇がやってきます。
「食べ物だけ」が腐ると思われがちですが、実は香りも腐ります。この腐ることを酸化と言いますが、香りが腐ると何が危険か記事にしました。
香料の種類:人工と天然
まず、皆さんがご存知のように、香料には人工と天然があります。
【人工香料】字のごとく、化学的に合成された香料のことです。安価で大量生産が目的の商品全般に「人工香料」が使われています。安全性の基準をクリアしているため問題はありません。
ただし、人工香料はサビる=腐る酸化スピードが早いため、注意点だけ覚えてくださいね。
◯人工香料が使われているもの
※一部抜粋
〈日用品〉化粧品全般/シャンプーや洗浄類全般/家庭用洗剤全般/空間消臭剤全般
〈食品〉スナック菓子/飴・ガム・ゼリー/飲み物/加工食品(冷凍・レトルト・インスタント)
恐ろしいことに、人工香料が使われていない物を探す方が難しいということです。
人工香料がサビる原因
物が腐敗する主な原因は、空気/湿度/温度/光です。
たとえ容器に入っていても開口部が空気に触れるため、開封したら酸化が始まります。そのため食品に限らず期限が設けられ、防腐剤も入っています。
注意点は、単に香料だけが腐るのではなく、配合されたベースの酸化が先で、香料の腐敗につながる可能性も大いにあります。
例えば、消臭スプレーや柔軟剤なら水、化粧品ならクリーム油分など。そして油分から腐ると決まっているので、油分ベースの物には気をつけてください。
購入時の香りと明らかに違う異臭を放った場合、化粧品なら変色と粘度変化が起こります。透明のものはにごり、ジェルや乳液、クリーム状のものは水っぽくゆるみます。乳液は50〜80%が水で、油分は20〜30%だそうです。中には光酸化で粘土が強く固まる柔軟剤もあります。
このように空気、光、湿気、温度の原因で腐り方が異なるので、保管方法の記載があるわけですね。なかなか減らないのに大量買いや、買いだめをしているものがあれば一度、裏の成分表や期限を確認した方が良さそうです。
ちなみに私は一切の買い置きや買いだめをしないタイプです。幸い、収納スペースは困らないほどにはあります。しかし、安いから!といっても高々数十円程度なら必要性を感じません。何もしなくても劣化するなら尚更です。トイレットペーパーだって人工香料が使われていますからね…震災時に必要な分だけで良いというのが私の意見です。
明日は、人工香料のアレルギー反応について続けますね!
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