薬剤以外のダメージ
ヘアサロンで髪ダメージが発生するのは主に薬剤を使うメニューです。ヘアカラー、ウェーブパーマ、ストレートパーマです。
一番強い薬剤はストレートパーマで、次に加温式のデジタルウェーブパーマです。
しかし、美容室に行く年間回数を考えると、実はご自宅でのダメージ蓄積に、薬剤ダメージが加算したと考える方が正しいかもしれません。
その髪ダメージは、外部からの損傷だけではありません。つまり内部と外部それぞれに原因があると言うことです。
内部ダメージ
例えば「内部」ダメージ。
加齢や更年期、病気や服用薬などです。
加齢と更年期ダメージはじわじわ現れ、病気や薬のダメージは一気に出ます。
後者の一気に現れる理由としては、血流にあります。薬の効果を全身に巡らせる働きは血流にあり、本来、無関係である髪の毛根にも治療薬成分が流れてくるためです。
また、髪の栄養を運ぶその血管も、加齢により運びきれません。そして、更年期で始まる女性ホルモンの減少により、髪が一気に衰弱します。
外部ダメージ
そして「外部」ダメージ。
間違ったシャンプー、
ヘアアイロンの高温加熱、
ドライヤーの過度な乾燥、
過度なホームケア、
ホームカラー、
ケア不足、
偏った食事、
運動不足、
このように、日常生活のすべてが含まれます。
これらを考えると、美容室の薬剤ダメージは…「2/10」ほどなのでは?
つまり、残りの「8/10」が自宅や体内で発生していると言っても間違いではありませんね。
私たち美容従事者も、「あなたのオーダーを叶えました〜」と、済ませるのではなく、ダメージにおけるケアの選択肢も提供しなければならないと思います。
併設サロンmotionでは、500円〜4,000円(税抜)で、予算と目的に合わせたケアをご用意しており、組み合わせも自由です。
次回は「美容師の知識不足」について
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