サロン#113【労働基準法】ヘアサロン11/不変を望むと衰退する?!

サロンのこと

〈労働基準法で衰退する美容技術:⑩〉の続き

「レッスンは残業ですか?」

近年はレッスンやセミナーを拒む若い世代も多く、またそれを強制できない難しい世の中になりました。

このように、平成時代後半から、レッスンに対しての考え方が大きく変わっています。
「レッスン=残業=残業手当」

技術を磨く気持ちが無いなら、なぜ、この世界に入ってきたのだろう?と、疑問です。

びっくりしませんか?

サロン側
技術指導者に「指導料と残業手当を払う」

スタッフ側
レッスン場所を提供するサロンに、「電気・水道・ガス、材料代を払う」

これが、労働基準法に従った新しいレッスン環境です。

なんだか腑に落ちません。なぜなら、美容師に限らず職人の世界は、新人が技術を身につけ一人前になるまで、雇用側は「投資」しているのです。

しかし、レッスンを拒むことが当たり前になると、永続させるべき技術が衰退を辿ります。

きっと近い将来、街ゆく日本人の髪型はへんてこりんになっていくことでしょう。

「元祖!昭和の経営者」サロンは、一から丁寧に育てるため、一人前になるまで最短でも5年を予測しています。

この5年が待てない現代において、3年に早めるサロンも出てきました。しかし驚くのはまだ早い。

なんと、1年でスタイリストデビューをうたうサロンが続出し、就職先に選ばれる世の中になりました。

残念ながら、わずか一年で基礎が身に付くほど、甘い世界ではありません。基礎をおろそかにすると、お客様へのスタイルに直結するため、リピートや指名されるのは難しくなります。

「修行の間はガマンしなさい!」から、「いやなら次を探そう!」という時代になりました。これは、「石の上にも三年」ということわざを抹消する事態です。

あなたの髪型に直結するため、サロン選びは慎重に!


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